運転代行屋は、聞いたことあるが。
近所のスーパーで買物をし、車に積みこんでいると、出身大学名と旧姓で、突然声をかけられた。同級生?いえ、20代の若者である。
脳が混乱する。
聞けば、「代行屋です」という。
大学の同級生のA氏からの依頼です。「コロナで昔のことを振り返っていると、謝りたいことがでてきたので、連絡をとりたい」とのこと。名刺には、東京の会社の代表取締役とある。
大学時代、こんな私にもモテ期が訪れ、何人からか告白されたことがある。
その中のA氏の名前と姿を覚えている。
おおらかで豪快なイメージだった。
しかし。
代行屋に家からスーパーまで追われていたことが、怖い。
ネットで検索すれば、個人情報は手に入る時代なんだろう。
数ヶ月前、親戚から、「あなたの問い合わせの電話があったよ。」と、聞き、誰かが探してるのかな。と、気味が悪かったのを思い出した。
人生の終わりに、過去を思い、初期化!したい気持ちはわからないではない。
お金をかけて、探してくれてる同級生に気軽に向き合おうか。
あれから、40余年。スナップえんどうを収穫しながら、田舎のばあばは、迷っている。